マスコミの怠慢、傲慢

日曜日の昼下がり、プロゴルフがどうなっているかインターネットでスコアを調べようとすると「申し訳ありませんが、これ以降のスコア中継は3時から、４時からの○○TVの中継をご覧下さい！」の見出しでネット中継をストップする。ご本尊の日本ゴルフ機構のページだけじゃなく、全サイトが歩調を合わせて情報を遮断。

スポーツ中継で結果の出てしまったものの録画中継なんて見る気もしない。（わざわざ録画にして見せないといけない程、他に重要な番組が詰まっている訳でもない筈なのに。スポンサーもテレビ局もファンサービスを無視して、内輪の論理でお粗末な情報管理をする。でも世のゴルファーはさ程激しく文句は云わない）

これも、株主レベルでスポンサー、テレビ局側、ゴルフ機構側が結託した「内輪の論理」か？　これがプロ野球の世界でも、エンターテインメントの興業でも感じられるのは我々だけなのか？

怒りを忘れるとキリなく内輪の便宜が幅を利かして来ます。東電・福島原発事故の情報を関係団体が6ヶ月間も結託隠匿した日本流の情報後進国振りが哀しく、何故国民は怒らないのと問いかけてみたい！

福島の原発のメルトダウン

3月12日には米国のCNN TVのスタジオでコメントを発言していた原発専門の先生が「今あるデーターから間違いなくメルトダウンしているとしか考えられない」と断言。毎日CNNを信じてかぶりついてテレビとPodcastを注目していた筆者は、3月15日?21日まで大阪のホテルへ夫婦で逃げて様子を見た程。（結果あの年の12月に民主党政府はCNNの報道の通りだった事を暴露し、3月15、16日が東京でもかなり強い放射能が観測されたとそれも年末になって報道された）

NHKはじめマスコミが官僚のご機嫌を伺い「言語統制」？を受けながらニュース原稿を作っていては「情報後進国」に成り下がる。でも、あれ程の国を危機に追い込む程の大事故の報道姿勢に対して、東電の失態に対し、それ程大きなデモも無く、ジャーニーズの嵐に超然と5年連続司会をやらせて、国民から受信料を徴収しながらとくていのプロダクションの御用会社に成り下がり、学芸会的なAKB流の紅白で国民を、日本の庶民伝統を馬鹿にする国に不安を感じる次第。

ゴルフはどうなった？

1980年のバブル当時、日本のゴルフの賞金額は欧米よりも高額だった。だからJack Nichlaus, Seve Ballestros,Tom Watsonその他世界のトップが毎年10月以降の賞金額の高い大会には来日していた。ところが1999年日本PGAから喧嘩別れして「日本ゴルフツアー機構」が出来て2本立てになり2000年以降、欧米の一流処の来日は激減。今や、米国の大会で勝てば1億円~１億5千万円、日本で勝っても2千万円~精々4千万円と成り下がった。

この話は元日本PGAの要職にあった方と知り合いになり、2000年頃「私利私欲でPGAが2分化されてしまった。日本の男子プロ業界は駄目になるよ。俺もやめるよ！」とお聞きした。現実その通りになり果てました。

これはファン無視の結果なり！